ホットペッパービューティー
昨日の続き。
美容室の予約を1日間違えて呆然自失・前後不覚・虚脱状態になっていた私に、有能な妻がLINEで紹介してくれた美容室がこちら
平日とはいえ、圧倒的なクオリティと最高の似合わせヘアで時代をリードしているにも関わらずのこの問答無用の空き状況に、さすがの私もチキりました。怖い。というわけで、この美容室はまた今度、ということにして別の場所を検索してたら、いつも行ってる美容室に行く道すがらに見かける美容室がヒットしたので、そこに行くことにしました。もう20mほど歩けばいつもの美容室、という位置関係。30分後でも1時間後でも数クリックで突然、知らない人に髪を切ってもらいに行けてしまう文明社会。あと、古い予約のキャンセルもしっかり。キャンセルのための何クリックかを忘れれば、予約の日時間違いとは比較にならない大事になってしまいます。
別料金ではない
というわけで、新しい美容室に行ったのですが、なんかすごかったな。店に入って、スタイリングチェアに座ったら最初にやることは、20種類ぐらいのメニューから飲み物を選ぶことでした。ふーん、いいね。あと、「お手洗い大丈夫ですか?」ってアシスタントっぽい女の子に2回ほど訊かれました。美容室でそんなこと訊かれたことないので新鮮さを感じました。ギャルはこわいので話しかけられると緊張するけど。
で、初めての人用の問診票(セットで何か悩んでることはありますか? 美容師とのお話はどの程度しますか? シャンプーの力の強さのお好みは? マッサージの強さは? いや強弱5段階ぐらい選べるけど初めてだから標準がそもそもわからん)みたいな用紙を記入して、普通に髪の毛切ってもらって、シャンプー&炭酸スパしてもらって、髪を乾かしてもらって、そしたらまた飲み物のメニューが出てきました。えっ、また? あ、でも私、最初に出してもらったフルーツティーに一回も口を付けてないので大丈夫です……え、持ち帰りにも出来るの? へー…じゃあ…カフェモカを、あ、ホットで…
会計の時、結構いろんな決済方法が使えたのでPayPayを使いました。カット+シャンプー+炭酸スパ で4,400円。安い方じゃないかな。ぺいぺい!と私の携帯が叫んで支払いが完了したあと、何故か、受付のギャルから10円玉を渡されました。お釣りは出ないはず…
「ホットペッパーからご予約いただいたお客様には、その通信料として10円をお返ししています!」
へー…。マジで…。
「あと飴もどうぞ!」
という会計をしているうちに、例のカフェモカが出来たようでした。そのカップが、アシスタントさんから私にではなく私の髪を切っていた細身のマダム美容師さんの右手に渡り、もう片方の手が、店のドアを押し開きました。なるほど、階段の下まで見送ってくれるんだ。いや別に結構です…。しかし、断る必要性を見つける時間が足りなかったのでそのまま、特に何を話すでもなく、階段を一緒に降りきって、プラスチックの蓋付きの紙コップを受け取りました。ありがとうございました。失礼します。3秒後に振り返ったらもう誰もいませんでした。やっぱ断った方がみんなが幸せだったんだ。
おかしなことになってる
令和元年の時点で、全国の美容室の数は約25万件とのことです。5年前は22万件とかだった気がする。毎年、美容学校の学生や美容師免許を取得する人は減ってきているという話なのですが、美容室の件数は伸び続けています。……単に廃業届を出していない店が多い、という説もありますが。それにしても、美容室の数は多い。少し歩くとすぐ美容室が2~3件はある印象です。ちなみに、コンビニの数は全国に5万件ほどですので、美容室はその約4~5倍。更に言えば、全国の信号機の数が、だいたい21万基前後です。信号よりも多いです。すごいですよね。そんなに要る?
私がいつも行くところは、選んだメニュー以外のことはしないごく普通のサービスで、それで充分だと思っていたのですが、やっぱり競争が激しい業界なんですね、いろんな工夫を凝らすところもある。いや要る? まぁ、要る人もいるのか。それに、メニュー価格を下げない方法で差別化を図るのはいいことかもね。いや十分安かったけど。
次はどうするかなぁ。
また前のところに行って、今回のことを話してやろうかな。
コメント
たくさん飲み物出すからお手洗い行くか聞いたのかもしれないですね笑
自分からは言い出しづらいっていう人も絶対いますよねい。そういう人にはかなりありがたいんじゃないでしょうか。私も結構言えない///