【22日目】ADHDは自分のためには動けない説

無職日記

利他的動機づけはADHD傾向が高い人の作動記憶を改善するという、2013年発表の論文。

 他者(チャリティ団体)への金銭的な利益が期待できるとき,多動性傾向の高い人ほど空間性作動記憶課題成績が向上することを確認できた。これは,自分への金銭的利益が期待できるときには多動性傾向の高い人ほど課題成績が低下するという先行研究(前原・梅田,2012教心)と逆の結果である。行動に落ち着きのないADHD患者に対しては、自分自身に対する報酬ではなく,他人の利益や喜びが期待できるような社会的状況で認知的コントロール能力をトレーニングする方が有効かもしれない。

PE-049 利他的動機づけはADHD傾向が高い人の作動記憶を改善する, 前原 由喜夫梅田 聡, J-STAGE

ADHDは、自分の利益のためには力を発揮できないが、他人の利益のためにならば力を出せるのだという。なるほどわかる。私は自分の夏休みの宿題は全くやらない人間だったが、同じく宿題ができない友達のために指導したことがある。その友達は無事すべての宿題を終えた。私は普通に無提出だった。今思うとものすごくADHDだったな。

周りにいるADHDの人を見ても、そういう傾向があるように思う。その人たちのほとんどが、自分の生活に関して機能不全を抱えているが、他者の役に立とうとする意向を、ほぼ全員が見せている。私自身にもそういう性質があると思う。誰かの助けになりたいと思いながらSNSで余計な口出しをしてしまう。私はそれを、自分の低い自己肯定感を穴埋めしようとする心理なのだと思っていた。誰かを救うことで自分の存在意義を確かめようとしていたのだと。メサイア・コンプレックスと呼ばれるやつだ。

 

しかし違うのかもしれない。それはADHDに備わった使命なのかもしれない。(これは多分あとでもう一回書く)

 

私はいま無職で、求職中の身であるが、仕事選びの時にもやはりそういった要素は考慮すべきだろうなと思った。そういえば、前やった自己診断でもそんなような結果が出ていたことだしな。

コメント

  1. 相澤奈津子 より:

    すごい分かります。
    私も夏休みの宿題は5年生くらいで出さなくなりました。それまでは毎回最終日に泣く泣くやってましたが。

    そして人の為にってのも納得です。
    ネパールとカンボジアに一人でボランティアをしに行った時はまず資金調達のために副業でバイトして捻出してましたが、自身の生活はムチャクチャでした。でも今よりも本業のミスが少ない気がします。そういった作用が働いていたのかもしれませんね。

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