毎日毎日追われている。今もである。「30日間、毎日22：00に更新します」と言って、最近は全然時間を守れていない。現在の時刻は22：23。書けているのはこれだけ。
22：29になった。椅子を立って、コーヒーを淹れた。あまりこの時間のカフェインは良くない。また少し自律神経を削り取る行為。温かい依存症を持ってデスクに座り直した。妻が、心配して見に来た。大丈夫だと答える。一体、私は何をしているのかな、と思う。そんなに深刻なことをしているわけではないはず。けれど、何かを真剣にやっているということだな。悪くない。
私が、「悪くない」と思えている。それでいいはずなのだった。私はまた、架空の誰かの目を気にしていた。（私がいつも、動き出せない原因）
完璧主義がタイピングの手を止めさせ、ただでさえ何万光年も隔てられた距離にある『完璧』を、更に遠いものにする。私は自家用のロケットを所持してはおらず、遠い星であっても、徒歩で行くしかない。人間の歩みのようなへっぽこな文でも、書いていれば、何かは積みあがる。そして私自身も、もう少し別の場所を見たがっている。ならば、積み重ねるしかない。私の行く先が、私や私の周りの人が私に対して思い描く場所ではなくても、ここではないところへは行けるのだろうと思う。
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