10日目である。
10日目である。30日連続で更新しようとしている。ということは、まだ3分の1。
やっぱり、やってみたら、毎日、割と大変である。まず、書き始めるのが遅い。毎日22:00の締め切りを自らに課しているんだけど、これを書き始めているのが20:50である。無職なので時間は空いているはずなのに、気が付いたら時間が過ぎていた。最近睡眠が足りていない。昨晩は午前2:00に寝て7:00に起きた。死ぬほど眠かったけれど起きた。妻が「たぬきー!」と叫んでいたからだ。妻が何か可愛いものを見た時の声だったので、起きざるを得なかった。朝食にトーストを食べてコンサータを服用したのに終日全然頭が働かなかった。昼間眠くならなかったのは良かったけど、何もできていないのなら同じことか。そういえば昨日も同じぐらいの時間に寝て起きたのだった。夜更かしがやばい。寝る起きる食べる入浴するといった生活リズムは、すべての活動の基盤だ。今日はもう寝なきゃならない。
眠らなければならない
眠らなければならない。それは必要があって、私たちの遠い祖先が獲得した機能。本能は強い。だけどあんまり現代の社会に合わなくなっているのかもしれない。例えば、多すぎる塩分と脂肪分と炭水化物の構成物であり、丼一杯に人を殺す要素を満載したラーメンがあんなに美味いのも、人類50万年の歴史で獲得してきた本能だし、人間がすぐネガティブ思考に陥るのも、危険に敏感じゃないやつはみんな死んで淘汰されたから、という、なるほどねという理由がある。とはいえ今は石器時代じゃないから、その辺を歩いていて猛獣に襲われる心配はないのだけど、不安や恐怖を感じる働きを抑えるアップデートは為されていない。なのでときどきそういう、生存のためのハズの本能に殺されるというバグがあるけど、より俯瞰して見れば、18年程度だったネアンデルタール人の寿命よりめちゃくちゃ長生きになったし、いまもって世界の人口は増え続けているので、やっぱり現代社会は間違っていない。私たちの遺伝子、大勝利。やったじゃんねぇ。よかったねぇ。
眠らなければならない
眠らなければならない。睡眠をとることで脳の疲労物質を取り除いているだとか、パソコンでいうところのデフラグ(最適化/デフラグメンテーション、記憶情報の断片化の解消)が行われているという説もある。わかる気がする。眠れなかった次の日は、頭蓋骨が緑色に濁った水で満たされた水槽になったみたいな鈍重さを感じる。この水槽の水は毎日入れ替えないといけないのだろうな。何しろ、現代日本人が1日に触れる情報の量は江戸時代の人の1年分に相当するという話だから。情報過多ってレベルじゃない。50万年の歴史の中の、ここ最近400年の流れがヤバすぎる。1年分の情報を1日で詰め込まれたら気がくるってしまうのだろうな。ちなみに、現代人の1日分=江戸時代の人の1年分=平安時代の人の一生分、とのこと。そうです私たちは、気がくるっている。
眠らなければならない
眠らなければならない。それは我々の祖先が試行錯誤のすえに獲得した、一日を大事に生きるために欠かせない機能なのです。もう寝よう。この遺伝子のこれから先の行方はあまり興味ないけれど、私たちの当面の明日を、より良いものに出来たほうがいいのは確かなのでね。
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